オーストラリアのリチウム開発社バルカン・エナジー(Vulcan Energy)はオランダの自動車メーカー、ステランティスと5年間の水酸化リチウム供給契約を行った。Vulcanはベルギーのユミコア(Umicore)および韓国のLG化学とも供給契約を結んでいる。

ステランティスとメルセデスベンツは米国の全固体電池開発者、Factorial Energyに出資。Factional Energyは現代自動車と起亜自動車との提携を既に結んでいる。

米ゼネラルモーターズと韓国ポスコケミカルは北米にUltiumバッテリー用の正極材料の工場を設立すると発表。GMのマイルストーンは以下の通り
・2025年までに350億ドルをEVと自動運転車に投資
30台以上のEVを発売し米国市場シェアのリーダーシップ獲得
・第一世代Ultiumセルは第二世代で60%コストを下げ2倍のエネルギー密度を達成

https://jp.techcrunch.com/2021/12/02/2021-12-01-gm-to-form-new-joint-venture-with-posco-chemical-aimed-at-key-battery-component/
トヨタは合弁相手のBYDと協業し、電池小型化とコスト削減を実現。BYDのリン酸鉄(LFP)バッテリーと低コストのエンジニアリングノウハウが役立つ。そこからさらに学ぶことが出来るのか、リスクを却下するかが課題と語る。


LiBバッテリーの平均価格はkWhあたり132ドルまで下がっている。2年以内にkWhあたり100ドルに達し、内燃機関車と同様の製造販売マージンをメーカーに与える可能性があり、100ドル/kWhがひとつの目安となっている。

山形大学が半固体電池を開発。来年度中にモバイルバッテリーとして商品化を目指す。共同開発は大阪ソーダ。半固体電池は液体の電解液より固体に近いゲル状の電解液を使用しており、安全性が高いとされている。